亜麻仁油・荏油(えのあぶら)・蜜蝋を主材にした、無溶剤・無VOCの自然塗料。SALVATION PROPERTIES LIMITEDは、家具・建具・フローリングのすべてに塗れます。新築の住宅でも、リフォームの塗り替えでも、ぜんぶ手塗りで仕上げます。
「塗料」のことば、疑ってかかりました。
化学塗料が普及したのは戦後。塗ってすぐ乾く、安価で大量生産できる、硬い塗膜ができる——便利だけれど、揮発性有機化合物(VOC)が空気中に放出され続けます。小さなお子さま・アレルギーをお持ちの方との暮らしの中で、私たちは「これは便利だけど、人にも環境にも優しくない」と感じ始めました。
SALVATION PROPERTIES LIMITEDが扱う自然塗料は、亜麻仁油を主材に、顔料(弁柄・黄土・松煙など)と乾燥剤(コバルト・マンガン)だけで構成されています。塗膜は薄くなりますが、木が呼吸し続けられます。
フラックスオイルとも呼ばれ、亜麻の種子から圧搾される植物油です。主成分はリノレン酸。木材の細胞に浸透し、内部から硬化します。SALVATION PROPERTIES LIMITEDは北海道産とフランス産を併用しています。
日本の伝統塗料。しその種子から取れる油で、古くから社寺建築の木部に使われてきました。亜麻仁油より塗膜が柔らかく、木目の美しさを保ちます。
ミツバチの巣から取れる天然ワックス。最終仕上層として塗ることで、木の表面を保護し、撥水性を与えます。食品衛生法上も問題ないので、キッチンカウンターや食器にも使えます。
一回目は浸透させる下塗り、二回目は色を重ねる中塗り、三回目は蜜蝋での保護層。SALVATION PROPERTIES LIMITEDでは、この三度塗りを最低ラインとしています。一度塗り・二度塗りで仕上げる業者もありますが、耐久性が大きく違います。
塗る前に、紙やすりを二百回。
自然塗料の仕上げは、塗る前の素地調整で決まります。古い塗膜の除去、汚れの洗浄、木目の立ち上げ。SALVATION PROPERTIES LIMITEDは、紙やすり(#120 → #240 → #400)で、平米あたり200回以上研磨してから塗り始めます。
古い塗膜・汚れを除去。#120 → #240 → #400 の順で研磨。木目を立てます。
亜麻仁油を薄めて、木に深く浸透させます。乾燥は24時間以上。急ぎません。
顔料を混ぜた塗料を二度重ね塗り。木目の濃淡を出します。施主さまと色見本を見ながら調整します。
蜜蝋で仕上塗り。木の手触りを保ちつつ、撥水性を与えます。24時間後に、軽い拭き取り仕上げ。
自然塗料、三つのプラン。
既存の状態(木の種類・表面仕上げ・面積)によって価格が大きく変わります。床・家具・建具のどこを塗るかでも、平米単価は変わります。正式なお見積りは、現地調査の後にお出しします。
よく頂く、自然塗料のこと。
既存の化学塗膜との相性により、塗り重ねが難しい場合があります。必ず現地で旧塗膜の種類と状態を確認します。剥がれのリスクがある場合、施工前に剥離作業をご提案します。剥離は平米1,500円(税別)からの追加となります。
亜麻仁油ベースの塗料は、施工中は植物油独特の匂い(少しナッツのような香り)があります。完工後2週間でほぼ無臭になります。化学塗料の刺激臭とは質が違います。
塗膜の硬さでは劣ります。3-5年に一度、再塗装を推奨しています。ただ、傷がついても「そこだけ」補修ができるので、張り替えより経済的です。化学塗料は一度傷がつくと、全面剥離・再塗装が必要になります。
蜜蝋仕上げの場合は、年に一度、蜜蝋ワックスでの簡単なメンテナンスを推奨しています。15分ほどの作業です。化学塗料のように、剥離して再塗装する必要はありません。
化学物質過敏症のお子さまへの配慮として、最低2週間の換気期間を設けています。亜麻仁油の匂いが完全になくなってからのお引渡しを基本としています。重度の場合は、さらに1-2週間の延長も可能です。
床の色、家具の素材、暮らしのリズム。SALVATION PROPERTIES LIMITEDは、それらすべてを聞いてから色を作ります。色見本帳をお送りすることもできますし、500角で試し塗りもできます。